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■究極のむし歯予防法 : 3DSってなに? |
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世の中にはむし歯になりやすい人と、なりにくい人がいます。 甘いものをたくさん食べても、そんなに歯を磨かなくても、むし歯にならない人がいます。 また、その逆の人もたくさんいます。その違いはどうして出来るのでしょう。
むし歯ができるためにはいくつかの条件があります。それを調べるとむし歯になりやすい人かどうかを判断することができます。むし歯になりやすい条件を多く持っている人はそれをすこしでも改善することができれば、むし歯の脅威から逃れることができます。むし歯のリスク判定はその後のむし歯予防の対策を考える上で大変役に立ちます。 |
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むし歯のリスク判定は次のような要素を総合的に判断し判定します。 |
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(1)むし歯の経験本数 |
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(2)歯垢(プラーク)の量 |
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(3)ミュータンス菌の数 |
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(4)ラクトバチラス菌の数 |
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(5)唾液の量 |
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(6)唾液の酸性度 |
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(7)フッ素の使用状況 |
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(8)1日の飲食回数 |
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これらの結果、むし歯になりやすい条件がそろった人は、むし歯菌の除菌という究極のむし歯予防法をお勧めいたします。 |
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むし歯はむし歯菌(主としてミュータンス菌)による感染症です。一度むし歯菌が住みついてしまうと、除去はなかなか困難です。そして、その結果としてむし歯の発生・再発に悩まされることになるのです。 そこで、今回ご紹介させていただく3DSという方法は,安全かつ確実にむし歯の菌だけを取り除き、お口の中の環境をむし歯になりにくいものに変えるという、まったく新しい方法です。
3DSとはDental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称です。
むし歯菌を除菌するために、薬の働きを最大限に発揮するように工夫された投与方法のことです。 |
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むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌は、歯だけに付着して増殖するという性質がある為、歯だけに薬を使用することができればミュータンス菌だけを減少させることができます。
しかし、ミュータンス菌はバイオフィルムという細菌膜を歯の上に形成して飲み薬や塗り薬が直接効かない環境を作り(抗菌性の物質はバイオフィルムの内側に浸透できなくなり)、また、口腔内に投与された薬はすぐに唾液により希釈・除去されてしまいます。 |
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3DSでは、専門的な技術と器具を用いた歯面清掃処理(ご自分では磨くことの出来ない歯間隣接面をはじめ、歯と歯ぐきの間にあるポケットの歯肉縁下、ブリッジの底なども)を行って、完全にバイオフィルムを除去した後、歯列にフィットしたトレーを用いて薬を一定時間歯面にのみ塗布します。この方法で、唾液に希釈されることなく、安全で確実に抗菌剤やフッ化物などの薬を塗布することができるのです。(かなりの予防効果が期待できますが、まったく虫歯にならないのではありません。ミュータンス菌以外にもむし歯を作る細菌があるからです。しかし、仮にむし歯になっても穴があくようなむし歯はできません。)また、3DSでお口の中がさっぱりし、口臭も防げるというメリットもあります。 |
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3DSを行うことにより、通常のブラシングを続けているだけでムシ歯菌の少ない状態が長期間維持されています。一般的にこの効果は4〜6ヶ月持続されると言われています。 |
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■3DSはどんな人に向いてるの? |
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・これまでにむし歯で苦しめられてきた方 |
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・歯に詰め物やかぶせが多い人 |
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・唾液検査の結果ミュータンス菌の比率が多い方 |
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・これから歯がはえてくるお子様が周囲におられる方 |
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・これから矯正装置を装着する方 |
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以上の項目にひとつでも当てはまる方はお口の中からむし歯菌を除菌することが、あなたの幸福度のアップにつながると考えられます。 |
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特に、注目していただきたいのは、むし歯の病因菌(ミュータンス菌)は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいないことが確認されているにもかかわらず、歯が生え出す頃から次第に感染者が増加する事実です。ミュータンス菌の量が多いお母さんとお子さんが、同じスプーンを使って食事をしたりするとミュータンス菌に感染しやすくなります。
むし歯菌は、一般に生後19ヶ月から31ヶ月の時期に主に母親から感染すると言われています。小さいお子様がいらっしゃる方は、家族全員が3DSを行い、むし歯菌をなくして、子供に感染するのを防ぐことが大切だと考えられます。
また、お母さんに治していないむし歯があると余計にミュータンス菌が増加しますので、早めに治療をしましょう。
定期的に細菌検査を行い、除菌処置を繰り返すとよいでしょう。 |
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■3DSってどうするの? |
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| スケジュール |
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| ●1日目: |
(1)説明と唾液検査などの診査
唾液中のミュータンス菌などの検査を行い除菌が必要かどうかを判断する 材料とします。 |
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| ●2日目: |
(1)検査結果の説明
(2)ドラッグリテーナー作製の為の型取り
検査の結果、ミュータンス菌の量が多い方は、十分な治療方針の説明を 行い、同意を得ます。 |
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| ●3日目: |
(1)ドラッグリテーナー試適・着脱の練習 |
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ドラッグリテーナー |
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(2)PMTC |
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歯科衛生士がPMTCと呼ばれる清掃法で徹底した歯の清掃を行います。 (PTMC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング) |
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| まず、お口の中を隅々まで歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなどを使って清掃します |
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| 次に専門的な道具を使って徹底的に清掃します |
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(3)ドラッグリテーナーと薬剤を用いてむし歯菌の除菌 |
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まず歯と歯の間に専用の薬剤をいきわたらせます |
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ドラッグリテーナーに薬剤を入れます |
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歯にドラッグリテーナーをはめて薬剤を5分間作用させます |
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(4)ホームケアの説明 |
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この後1週間はドラッグリテーナーを用いたホームケアを行います |
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| ●4日目: |
(1)PMTC |
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(2)ドラッグリテーナーと薬剤を用いてむし歯菌の除菌 (3日目と同様) |
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60日くらい後に
5日目 唾液検査:除菌を確認
そのあとは 6ヶ月ごとに メインテナンス |
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といった具合にすすめていきます。 痛みは一切ございませんし、むしろお口の中がスッキリされると思います。 |
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